睡眠の基礎

睡眠の種類

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睡眠が「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の2つから構成されていることは良く知られています。

双方とも、睡眠脳波から判別される睡眠の段階種別です。
心身の休養に大切な睡眠ですが「脳全体が休んでいる状態」ではありません。

ノンレム睡眠は大脳の発達した高等生物で多く出現するもので、昼間に酷使した大脳皮質を睡眠前半で集中的に冷却し休養を取らせます。

一方、レム睡眠では全身の筋肉が弛緩し、エネルギーを節約して身体を休めている状態といえます。
レム睡眠時の脳波活動は比較的活発です。夢をよく見たり、血圧や脈拍が変動することから、心身ともに覚醒への準備状態にある睡眠ともいえます。

ノンレム睡眠

ノンレム睡眠は、浅い睡眠から深い睡眠まで4段階に分けられます。


ステージ1=入眠期 ごく浅い睡眠

ステージ2=軽睡眠期 浅い睡眠

ステージ3=中程度睡眠期 徐波睡眠(※)=中程度の睡眠/リラックス状態

ステージ4=深睡眠期 徐波睡眠(※)=深い睡眠/リラックス状態

(※=徐波睡眠:脳波上、徐波パターンが中心の睡眠段階。睡眠段階の3と4を合わせたもの。睡眠前半に多い)

ノンレムとレム睡眠の周期は90~120分間で、後半に進むにしたがいノンレム睡眠の長さは短くなり、徐波睡眠の出現も減っていきます。

起きている時間の長さや、運動量、精神な負荷量が増えるとノンレム睡眠も長く(深く)なると言われています。

また入眠直後の徐波睡眠に一致して成長ホルモンの分泌がみられることや、副交感神経が優位であることなどから、何らかのエネルギー保存機構と関連した睡眠と考えられています。また、加齢とともに徐波睡眠は減少します。

レム睡眠

レム睡眠は、睡眠全体の約20~25%を占めるものです。周期的(約90分毎)に現れ、5分から30分続きます。

急速眼球運動と骨格筋と言われる筋肉活動の低下を特徴とし、その急速眼球運動(Rapid Eye Movements = REMs)の英語の頭文字をとってレム睡眠と呼びます。

睡眠脳波はステージ1(寝入りばなの状態)に似ています。心拍・呼吸が乱れるなど自律神経系が不安定になる場合があります。

健康な人をレム睡眠期に起こすと約80%の割合で夢を見ていたと話すことから、レム睡眠は夢を見る睡眠段階と考えられています(ただノンレム睡眠の時にも、わずかですが夢を見るケースが認められています)。
通常、夜間睡眠では深いノンレム睡眠(徐波睡眠、ステージ3、4)を経過した後にレム睡眠が出現します。

ノンレム~レム睡眠の周期は90~120分で、朝方になるにしたがいレム睡眠が長くなります。また、レム睡眠は、発達期に最も多く、成人した後は加齢とともに少なくなる傾向があります。

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